2026年8月4日、auが「セカンドナンバー」という新サービスを始めました。1台のスマホに2つ目の電話番号を追加できるサービスで、月額550円です。

「2つ目の電話番号が欲しい」だけなら、実は格安SIMで2回線目を持つという選択肢もあります。特にpovoは、auセカンドナンバーと比べてもかなり構造が近いサービスです。

先に結論をお伝えすると、**auセカンドナンバーは「手軽さ」、povoや日本通信SIMは「コスパと自由度」**という住み分けになります。auセカンドナンバーはau契約者向けの追加オプションで月550円が固定でかかり続けるのに対し、povoはau契約が不要で基本料0円、通話料も同じ22円/30秒です。

本記事では、この3つの選択肢を実額で比較します。

本記事は公式発表の料金・仕様に基づく比較です。料金・サービス内容は変動するため、最終判断の前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

まず結論:目的別にこう選ぶ

auセカンドナンバーが向いている人

  • auをメイン回線として契約している
  • 設定の手間を極力減らしたい(主回線に追加するだけ)
  • 2回線目にもデータ通信が不要(電話・SMS専用でよい)

povo・日本通信SIMが向いている人

  • au以外がメイン回線(ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルなど)
  • 維持費を極限まで下げたい(povoなら年500円〜)
  • 2回線目でもデータ通信を使いたい
  • 主回線とは別のキャリアで通信障害に備えたい

3つの質問で判断できます

  1. auがメイン回線ですか? → いいえならそもそもセカンドナンバーは契約できません(povo・日本通信SIMへ)
  2. 2回線目にデータ通信は必要ですか? → はいならpovo・日本通信SIM(セカンドナンバーはデータ通信非対応)
  3. とにかく設定の手間を減らしたいですか? → はいならauセカンドナンバー(auユーザー限定)

基本スペックの比較一覧

項目 auセカンドナンバー povo 日本通信SIM
月額 550円固定 基本0円(トッピング制) 290円〜(1GB)
前提条件 au回線の契約が必須 不要(単独契約可) 不要(単独契約可)
データ通信 非対応(電話・SMS専用) トッピングで対応 標準で対応
通話料 22円/30秒 22円/30秒 11円/30秒(アプリ不要)
SMS送信料 3.3円/通 要確認(トッピング) 別途
主回線の通話定額 適用されない
対応端末 eSIM+DSDS対応機種のみ eSIM対応機種 SIM/eSIM対応機種
他社回線との併用 制約あり(同時待受に条件) 制約なし 制約なし
契約の注意 auの主回線契約が前提 180日ルールあり 特になし

**最大の違いは「au契約が前提かどうか」と「データ通信の有無」**です。ここを踏まえて、料金を詳しく見ていきます。

料金:povoなら年500円、auセカンドナンバーは年6,600円

auセカンドナンバー

項目 費用
月額 550円
年間 6,600円

au契約者であることが前提の追加オプションです。主回線の通話定額(かけ放題など)は適用されず、セカンドナンバーでの通話は22円/30秒が別途かかります。

povo(基本0円・トッピング制)

povoは基本料0円で、通話やデータが必要なときだけトッピングを購入します。「電話番号を維持するだけ」なら、180日ルールを回避する最安トッピング(データ使い放題6時間・250円を半年に1回)だけで足ります。

維持方法 費用
半年に1回、最安トッピングを購入 250円
年間の維持費 500円

auセカンドナンバー(年6,600円)と比べて、povoは年間6,100円も安くなります。しかもau契約は不要なので、ドコモやソフトバンク、楽天モバイルがメイン回線でも使えます。

日本通信SIM(月額固定・通話込み)

プラン 月額
合理的シンプル290(1GB) 290円

povoよりは高くなりますが、月290円で音声通話付きのSIMを持てます。トッピングの都度購入が面倒な人には、こちらのほうが管理しやすいでしょう。

見落とされがちな制約:セカンドナンバーは「データ通信なし」

料金以上に重要なのが、auセカンドナンバーには自分専用のデータ通信がないという点です。

セカンドナンバーは電話・SMS専用のサービスで、データ通信は主回線のプランを共有して使う形になります。つまり、「2つ目の番号で、2つ目のデータ通信を持ちたい」という使い方には対応できません。

一方、povoも日本通信SIMも、その番号専用のデータ通信を持てます。 通信障害対策として2回線目を持ちたい場合、データ通信まで含めて別回線にしたいなら、povoか日本通信SIMを選ぶ必要があります。

見落とされがちな制約:他社回線との併用に条件がある

auセカンドナンバーを使うには、eSIM対応かつDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応の端末が必要です。さらに、すでにau回線を主回線として他社のeSIMを同時待受している場合、セカンドナンバーを同時待受にするにはその他社SIMをオフにする必要があります。

つまり、「auをメインにしつつ、povoなど他社の格安SIMもデュアルSIMで使っている」という人が、そこにさらにセカンドナンバーを追加しようとすると、3枚目のSIMとして共存させるのは難しい可能性があります。この点は導入前に確認しておくべきポイントです。

auセカンドナンバーだけの強み:手軽さ

主回線に追加するだけで完結

MNPや本人確認書類の準備は不要で、au公式アプリやマイページから申し込むだけで2つ目の番号を使えるようになります。povoや日本通信SIMは、別回線として新規契約する手間がかかります。

番号取得が一体化している

同じキャリアの管理画面で主回線・セカンドナンバーの両方を確認できるため、シンプルに使いたい人には分かりやすいという利点があります。

povo・日本通信SIMだけの強み:コスパと自由度

au契約者でなくても使える

ドコモ・ソフトバンク・楽天モバイルがメインでも、povoや日本通信SIMは独立して契約できます。

データ通信込みで持てる

その番号専用のデータ通信も必要なら、povo・日本通信SIMのほうが用途に合います。

圧倒的に安い

povoなら年500円、日本通信SIMでも年3,480円(290円×12ヶ月)と、auセカンドナンバー(年6,600円)より安く抑えられます。

3つの質問で選ぶ

質問1:auがメイン回線ですか?いいえなら、そもそもauセカンドナンバーは契約できません。povoか日本通信SIMを検討してください。

質問2:2回線目にもデータ通信が必要ですか?はいならpovo・日本通信SIM一択です。auセカンドナンバーは電話・SMS専用でデータ通信に対応していません。

質問3:手間をかけずauの管理画面だけで完結させたいですか?はいならauセカンドナンバー。ただし年間6,100円ほど割高になる点は理解した上で選んでください。

よくある質問(FAQ)

Q1. auセカンドナンバーと格安SIMの2回線目、結局どっちが安いですか? povoなら年500円、日本通信SIMでも年3,480円と、auセカンドナンバー(年6,600円)よりどちらも安くなります。ただしauセカンドナンバーはau契約者向けの手軽な追加オプションという位置づけが違う点も考慮してください。

Q2. auセカンドナンバーでデータ通信はできますか? できません。電話・SMS専用のサービスで、データ通信は主回線のプランを使う形になります。2回線目でもデータ通信をしたいなら、povoか日本通信SIMを選んでください。

Q3. auユーザーでなくてもセカンドナンバーは使えますか? 使えません。auの主回線契約が前提のオプションサービスです。au以外がメイン回線の場合は、povoや日本通信SIMなど独立して契約できる格安SIMを検討してください。

Q4. すでに他社の格安SIMをデュアルSIMで使っていますが、セカンドナンバーも追加できますか? 条件があります。auを主回線として他社のeSIMを同時待受している場合、セカンドナンバーを同時待受にするにはその他社SIMをオフにする必要があります。3枚以上のSIMを同時に使い分けたい場合は、事前に対応可否を確認してください。

Q5. povoの通話料はauセカンドナンバーと比べて安いですか? 同じです。どちらも22円/30秒です。ただし維持費(povoは年500円、セカンドナンバーは年6,600円)で大きな差がつきます。

Q6. 日本通信SIMとpovo、どちらがいいですか? 月290円で音声通話込みのSIMを固定費として管理したいなら日本通信SIM、トッピングの都度購入でも構わず最安を狙いたいならpovoです。

まとめ

auの「セカンドナンバー」は2026年8月に始まったばかりの新サービスですが、2つ目の電話番号を持つという目的なら、povoや日本通信SIMのほうが安く、自由度も高い選択肢です。

  • auセカンドナンバーがおすすめ:auがメイン回線/手間をかけず追加したい/データ通信は不要
  • povoがおすすめ:とにかく維持費を安くしたい(年500円〜)/au以外がメイン回線
  • 日本通信SIMがおすすめ:月額固定で音声通話込みのSIMを持ちたい

料金・サービス内容は変動するため、最終確認はau公式サイト・povo公式サイト日本通信SIM公式サイトで行ってください。

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