「HISモバイルとNUROモバイル、どっちがいいの?」——どちらも月280〜290円台から使える最安クラスの格安SIMで、迷う人が多い2社です。

先に結論をお伝えすると、この2社は強みの「方向」が真逆です。HISモバイルは通話の安さ・小〜中容量のコスパ・店舗サポート、NUROモバイルはソフトバンクを含む回線の自由度・SNSデータフリー・データ特典。つまり「何を重視するか」で答えがはっきり分かれます。

本記事では、両社の公式料金と「みんなのネット回線速度」の実測データ(いずれも2026年7月時点)をもとに、3つの質問で即決できるよう整理します。

本記事は公式発表の料金と第三者の速度測定データに基づく比較です。料金・速度・キャンペーンは変動するため、最終判断の前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

【2026年9月17日更新】HISモバイルの新料金プラン「自由自在3.0」が予定通り施行されました(10GB 1,340円→1,299円、20GB 2,090円→1,699円・6分かけ放題込み、30GB 2,970円→1,999円・6分かけ放題込み。公式発表・複数の一次情報で確認済み)。この値下げにより、旧プランではNUROモバイルが有利だった15GB帯もHISモバイルが逆転しました。本記事の料金比較・結論は新プラン基準に更新済みです。

まず結論:HISモバイルとNUROモバイルはこう選ぶ

HISモバイルが向いている人

  • 通話が多い(9円/30秒で業界最安クラス)
  • 3〜30GBを安く使いたい(7GBが月990円、30GBでも1,999円)
  • 店舗で対面サポートを受けたい
  • 旅行によく行く(旅行会社ならではの特典)

NUROモバイルが向いている人

  • ソフトバンク回線を使いたい(3キャリアから選べる)
  • SNS(LINE・X・Instagram・TikTok)をよく使う(NEOプランはデータフリー)
  • 31GB以上の大容量を使いたい(HISは30GBが上限)
  • 初月無料やGigaプラス(データプレゼント)の特典に魅力を感じる

3つの質問で即決できます

  1. 通話が多い? → はいならHISモバイル(9円/30秒で最安)
  2. SNSを多用する or ソフトバンク回線を使いたい? → はいならNUROモバイル
  3. 店舗で相談したい? → はいならHISモバイル(対面サポートあり)

以下、根拠を具体的な数字で見ていきます。

一目でわかる比較表【2026年7月時点】

項目 HISモバイル NUROモバイル
最安月額 280円(100MB未満) 792円(3GB)
対応回線 ドコモ ドコモ・au・ソフトバンク
通話料 9円/30秒(アプリ不要) 11円/30秒
SNSデータフリー ― あり(NEOプラン)
店舗サポート あり(対面・修理) なし(オンライン中心)
独自特典 旅行特典 Gigaプラス・初月無料
昼の実測速度 約18.68Mbps相当 約11.21Mbps

強みの方向がはっきり違うのが分かります。通話・サポートのHIS、回線とSNS特典のNURO。次章から料金・通話・回線・特典を順に見ていきます。

料金で比較:新プランで3〜30GBはほぼHISが優勢に

2026年9月17日のHIS新プラン施行で、旧プランではNUROが優位だった15GB帯もHISが逆転しました。

HISモバイルの料金(自由自在3.0プラン)

データ容量 月額(税込)
100MB未満 280円
1GB 550円
3GB 770円
7GB 990円
10GB 1,299円(旧1,340円)
20GB 1,699円(6分かけ放題付帯・旧2,090円)
30GB 1,999円(6分かけ放題付帯・旧2,970円)

7GBまで一律990円という設定が効いていて、5〜7GB帯のコスパが際立ちます。データ変更は無料で何度でも可能です(30GBが実質上限)。

NUROモバイルの料金(音声SIM)

プラン データ容量 月額(税込)
バリュープラス VS 3GB 792円
バリュープラス VM 5GB 990円
バリュープラス VL 10GB 1,485円
バリュープラス VLL 15GB 1,790円
NEOプラン 35GB 2,699円
NEOプランW 55GB 3,980円

初月は基本料金が無料で、大容量の「NEOプラン」(35GB・55GB)にはSNSデータフリーが付きます。

データ量別の損益分岐【早見表】

データ量 HISモバイル NUROモバイル 安いのは
3GB 770円 792円 HIS(22円差=ほぼ互角)
5GB 990円(7GBまで) 990円 同額
7GB 990円 (10GB)1,485円 HIS(大差)
10GB 1,299円 1,485円 HIS(186円差)
15GB (20GB)1,699円 1,790円 HIS(91円差)
20GB 1,699円 (NEO35GB)2,699円 HIS(1,000円差)
30GB 1,999円 (NEO35GB)2,699円 HIS(700円差)
35GB 対応不可(上限30GB) 2,699円 NUROのみ対応
55GB 対応不可 3,980円 NUROのみ対応

読み取れることは2つです。

①【新プランで逆転】3〜30GBのほぼ全帯域でHISモバイルが優勢になりました。旧プランでは15GB帯だけNUROが300円安く「逆転」していましたが、HISの20GB帯が1,699円まで値下げされたことで、逆に91円HISが安い状態に変わりました。20GB・30GB帯でも1,000円・700円という大差でHISが優位です。

②31GB以上はNUROの独壇場です。HISは30GBが上限のため、それ以上使うならNUROのNEOプラン(35GB=2,699円、55GB=3,980円)一択になります。NUROが価格で優位に立てるのは、実質この帯域だけになりました。

なお、NEOプランにはSNS(LINE・X・Instagram・TikTok)のデータ消費がゼロになる特典が付きます。SNSを多用する人は、この分も差し引いて考える必要があります。

通話で比較:HISが最安

通話周りはHISモバイルに軍配が上がります。

項目 HISモバイル NUROモバイル
通話料 9円/30秒(アプリ不要) 11円/30秒
短時間かけ放題 6分=500円 5分=490円/10分=880円
完全かけ放題 1,480円 1,430円

HISモバイルは専用アプリを使わずに標準の電話アプリから9円/30秒で通話できます。格安SIMにありがちな「アプリ経由でないと通話料が高い」という落とし穴がありません。通話が多い人には明確なメリットです。

一方、完全かけ放題だけはNUROモバイル(1,430円)がHIS(1,480円)より50円安くなっています。

対応回線で比較:ソフトバンクを使えるのはNURO

見落とされがちですが、対応回線には大きな差があります。

  • HISモバイル:ドコモ回線
  • NUROモバイル:ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選べる

つまり、ソフトバンク回線を使いたいなら選べるのはNUROモバイルだけです。「手持ちのソフトバンク端末をそのまま使いたい」「自宅や職場でソフトバンクの電波が一番入る」という人には、これが決め手になります。

逆に、ドコモ回線で問題ない人にとっては回線は差にならないため、料金や通話の安さで有利なHISモバイルが選びやすくなります。

SNSと独自特典で比較:NUROのデータ特典 vs HISの店舗・旅行

料金・通話以外の「そのサービスならでは」も、選択の分かれ目になります。

NUROモバイルの強み

  • SNSデータフリー:NEOプランは、LINE・X(旧Twitter)・Instagram・TikTokのデータ消費がカウントされません。SNSヘビーユーザーには実質的なデータ増になります。
  • Gigaプラス:バリュープラス5GB以上で、3ヶ月ごとにデータが無料でプレゼントされます。
  • 初月無料:初月の基本料金がかかりません。

HISモバイルの強み

  • 店舗サポート:メール・チャットに加え、店舗での対面サポートがあり、スマホの修理にも対応しています。オンライン完結が不安な人には安心材料です。
  • 旅行特典:旅行会社H.I.S.ならではの旅行関連特典があります。

「SNSをたくさん使う・データ特典が欲しい」ならNURO、「対面で相談したい・旅行によく行く」ならHIS、という分かれ方です。

通信速度:両社とも昼は遅い、HISがやや速い

速度も気になるところですが、結論から言うと決定打にはなりません。

NUROモバイルの実測値(みんなのネット回線速度・直近3ヶ月/2026年7月時点)は、平日昼が11.21Mbpsです。HISモバイルは日本通信のネットワーク(ドコモ回線)を使っており、日本通信の実測では平日昼が18.68Mbps。つまり昼はHISのほうがやや速い傾向です。

ただし、両社とも平日12時台は10〜18Mbps台に落ちます。これは大手キャリアから回線を借りて運用するMVNO共通の弱点で、利用者が集中する昼休みに混雑するためです。SNSやWeb閲覧なら問題ありませんが、昼に動画をたっぷり見たい人はどちらも快適とは言えません。

なお、同じ計測サイトにはHISモバイル単体の数値も掲載されていますが、朝9.45Mbps・夜253.89Mbpsと時間帯で極端にばらついており、測定サンプルの偏りが疑われます。そのため本記事では、より信頼できる日本通信の実測を代表値として扱っています。

昼も速度を落としたくない場合は、MVNOではなくキャリア系のサブブランドが選択肢になります。詳しくは「ahamoと日本通信SIMを徹底比較」で解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. 結局どっちがおすすめ? 通話の安さ・小〜中容量のコスパ・店舗サポートならHISモバイル、ソフトバンク回線・SNSデータフリー・データ特典ならNUROモバイルです。

Q2. 料金が安いのはどっち? 2026年9月17日のHIS新プラン施行後は、3〜30GBのほぼ全帯域でHISモバイルが安くなりました(7GBで990円、30GBでも1,999円)。NUROモバイルが安いのは31GB以上(HISに選択肢がないため)だけです。

Q3. ソフトバンクの端末を使いたい場合は? NUROモバイルです。ドコモ・au・ソフトバンクの3回線から選べます(HISはドコモのみ)。

Q4. SNSをたくさん使う場合は? NUROモバイルのNEOプランがおすすめです。LINE・X・Instagram・TikTokのデータ消費がカウントされません。

Q5. 店舗で相談したい場合は? HISモバイルです。対面での店舗サポートやスマホ修理に対応しています。

まとめ

HISモバイルとNUROモバイルは、強みの方向が真逆の格安SIMです。だからこそ、次の3つの質問で機械的に選べます。

  1. 通話が多い? → はいならHISモバイル(9円/30秒で最安)
  2. SNS多用 or ソフトバンク回線? → はいならNUROモバイル
  3. 店舗で相談したい? → はいならHISモバイル

料金は2026年9月17日のHIS新プラン施行後、3〜30GBのほぼ全帯域がHIS、31GB以上がNURO。速度はどちらも昼は遅いMVNOなので決定打にはなりません。あなたが「通話・サポート」と「回線の自由度・SNS特典」のどちらを重視するかで選びましょう。

料金・キャンペーンは変動するため、最終確認はHISモバイル公式サイト・NUROモバイル公式サイトで行ってください。

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