「ahamoとNUROモバイル、結局どっちがいいの?」——比較記事の多くは「30GB以下ならNURO、それ以上はahamo」と説明しますが、実は35GB以上を高速のまま使いたい場合に限っては、再びNUROモバイルのほうが安くなるという見落とされがちなポイントがあります。

先に結論をお伝えすると、15GB以下はNUROモバイル、30GBちょうどはahamoが僅差で有利です。しかし35GB超を高速のまま使いたい場合、ahamoは「大盛り」(110GB・4,950円)しか選択肢がなく、NUROモバイルのNEOプラン(35GB・55GB)のほうが刻みが細かく安く済みます

本記事では、この3段階の構造と、公式情報に基づく海外ローミング・データ繰り越しの違いまで解説します。

本記事は公式発表の料金と第三者の速度測定データに基づく比較です。料金・速度・キャンペーンは変動するため、最終判断の前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

【2026年8月更新】ahamoは現在「データ増量おためしキャンペーン」で30GB→40GBに一時増量中です(申込不要・自動適用、終了時期は未定)。これにより本記事の「35GB超はNURO優位」という結論のうち、35〜40GB帯は増量期間中に限りahamoが有利に逆転します。45〜55GB帯の結論は変わりません。詳細は本文中の該当セクションで解説します。

まず結論:ahamoとNUROモバイルはこう選ぶ

NUROモバイルが向いている人

  • 月15GB以内で安く済ませたい(3GBで792円、5GBで990円)
  • 35GB超を高速のまま使いたい(NEOプランが大盛りより安い)
  • 通話をそこそこする(半額の11円/30秒、アプリ不要)
  • データを翌月に繰り越したい

ahamoが向いている人

  • 月に約30GBをちょうど使う(通話込みで僅差の最安)
  • 海外旅行や出張が多い(91の国と地域で月30GBまで無料)
  • 平日昼でも高速通信を重視する(ドコモ回線のMNO)
  • 110GB級の超大容量が必要(大盛りオプション)

3つの質問で判断できます

  1. 月に使うデータ量はだいたい何GB?15GB以下ならNURO30GBちょうどならahamo35〜55GBを高速で使うならNURO110GB級ならahamo
  2. 海外旅行・出張がありますか? → はいならahamo(NUROは海外ローミング非対応)
  3. 平日昼の速度を最優先しますか? → はいならahamo(ドコモ回線で安定)

基本スペックの比較一覧

項目 ahamo NUROモバイル
料金プラン 30GB一択(大盛りで110GB/※現在40GB・120GBに一時増量中) 固定容量6プラン(3〜55GB)
最安月額 2,970円(30GB・5分かけ放題込み) 792円(3GB)
通話 5分かけ放題が標準込み 11円/30秒(アプリ不要、かけ放題は別料金)
対応回線 ドコモ回線のみ(MNO) ドコモ・au・ソフトバンクから選択(MVNO)
30GB超過後 最大1Mbps(無料で継続) プランごとに固定容量、超過分は別途
海外ローミング 91の国と地域で月30GB無料 非対応
データ繰り越し なし あり
端末セット購入 できる できる
昼の実測速度 約70.0Mbps 約11.49Mbps

スペックだけ見るとahamoが優勢に見えますが、料金は容量帯によって3段階で入れ替わります。次の章で詳しく見ていきます。

料金:15GB以下はNURO、30GBちょうどはahamo、35GB超はまたNURO

NUROモバイルの料金

プラン データ容量 月額(税込)
バリュープラス(VS) 3GB 792円
バリュープラス(VM) 5GB 990円
バリュープラス(VL) 10GB 1,485円
バリュープラス(VLL) 15GB 1,790円
NEOプラン 35GB 2,699円
NEOプランW 55GB 3,980円

ahamoの料金

プラン データ容量 月額(税込)
ahamo 30GB(※現在40GBに増量中) 2,970円(5分無料通話込み)
ahamo+大盛り 110GB(※現在120GBに増量中) 4,950円(同上)

※2026年8月1日〜「データ増量おためしキャンペーン」により、申込不要でデータ容量が10GB増量されています。終了時期は未定で、終了後は通常の30GB/110GBに戻ります。以下の実額比較は、断りがない限り通常時(30GB)を基準に計算しています。

ahamoは30GB(増量中は40GB)を使い切っても契約解除にはならず、最大1Mbpsに速度が落ちた状態で無料のまま使い続けられます。1Mbpsあれば標準画質の動画やSNSは実用的に使えるため、「多少遅くてもいいから追加料金は払いたくない」場合はこのまま継続できます。

データ量別の実額対決(通話条件をそろえて比較)

通話込みで公平に比較するため、NUROモバイルには5分かけ放題(490円)を加えた金額で並べます。

使いたい量 NUROモバイル(通話込み) ahamo(通話込み) 安いほう
3GB 792円+490円=1,282円 2,970円 NURO(1,688円差)
5GB 990円+490円=1,480円 2,970円 NURO(1,490円差)
10GB 1,485円+490円=1,975円 2,970円 NURO(995円差)
15GB 1,790円+490円=2,280円 2,970円 NURO(690円差)
30GB(高速維持) 2,699円+490円=3,189円(NEO35GB) 2,970円 ahamo(219円差)
35〜40GB(高速維持) 2,699〜3,980円+490円 4,950円(大盛り)※増量中は2,970円 通常時NURO/増量中はahamo
45〜55GB(高速維持) 3,980円+490円=4,470円 4,950円(大盛り) NURO(480円差)
110GB級 対応不可(上限55GB) 4,950円 ahamoのみ対応

読み取れることは3つあります。

①15GB以下はNUROモバイルが圧倒的に安いです。3GBでは1,688円もの差がつきます。

②30GBちょうどを高速のまま使うならahamoが僅差で有利です。NUROのNEOプラン(35GB)に5分かけ放題を足すと3,189円になり、ahamoの2,970円より219円高くなります。ただしNUROは35GBまで使える分、容量は5GB多い点は考慮してください。

③35〜55GBの結論は「通常時」と「増量キャンペーン中」で変わります。 通常時(30GB)のahamoは30GBを超えると「大盛り」(110GB・4,950円)しか選択肢がなく、本当に必要なのが40GBでも110GB分の料金を払うことになります。この場合、NUROのNEOプラン(35GB・2,699円)とNEOプランW(55GB・3,980円)のほうが刻みが細かく安く収まります。ただし2026年8月からの増量キャンペーン中(40GBに増量、終了時期未定)は話が変わり、35〜40GB帯はahamo(2,970円)がNUROのNEOプラン込み(3,189円)より219円安くなります。 45〜55GB帯は増量後も届かないため、引き続きNUROが有利です。

「30GB超はahamo一択」という説明は正確ではありません。 通常時に55GBまでの範囲で高速通信を維持したいなら、NUROモバイルのほうが無駄なく容量に合わせられます。ただし今は増量キャンペーン中のため、35〜40GB帯だけは一時的にahamoが有利です。キャンペーン終了後は本来の結論(NURO優位)に戻る見込みなので、この帯域で契約を急ぐ場合は終了時期の動向にも注意してください。

速度:平日昼はahamoが圧倒的に優位

時間帯 ahamo NUROモバイル
昼(平日12時台) 約70.0Mbps 約11.49Mbps

みんなのネット回線速度の実測値(直近3ヶ月・2026年8月時点)を比較すると、平日の混雑する昼でもahamoは約70Mbpsを維持しています。ahamoはドコモ回線をそのまま使うMNO(大手キャリア相当)であるのに対し、NUROモバイルはドコモ・au・ソフトバンクの回線を借りて運用するMVNO(格安SIM)だからです。

NUROモバイルの通常プランは、利用者が集中する昼にどうしても速度が落ちます。ただしNEOプラン(35GB・55GB)は専用帯域を確保しており、通常プランより安定した通信が期待できます。とはいえ、ドコモ回線を直接使うahamoの安定感には及びません。

平日昼にしっかり高速通信を使いたいならahamo、多少の速度低下を許容できるならNUROモバイルという判断になります。

海外ローミングとデータ繰り越し:得意分野が逆

海外ローミングはahamoだけ

ahamoは91の国と地域で、月30GBまで追加料金なしでデータ通信ができます。 海外用のSIMを別途用意する必要がなく、現地に着いたらそのまま使えるのは大きな強みです。

NUROモバイルは海外ローミングに対応していません。 海外旅行や出張の機会が多いなら、この差は料金以上に重要な判断材料になります。

データ繰り越しはNUROだけ

NUROモバイルは使い切らなかったデータを翌月に繰り越せます。 ahamoは30GBの固定プランで、余った分の繰り越しには対応していません。

毎月の使用量にムラがある人には、NUROモバイルの繰り越しが実質的な節約になります。

ahamoだけの強み

ドコモ回線の安定感

平日昼でも約70Mbpsを維持する速度は、格安SIM各社と比べても頭一つ抜けています。

海外ローミングが標準対応

91の国と地域で月30GBまで無料。海外に行く機会がある人にはNUROモバイルにはない決定的な強みです。

110GB級の超大容量

大盛りオプションで110GBまで使えます。テザリングで自宅回線代わりにするなど、大容量が必要ならahamo一択です。

NUROモバイルだけの強み

15GB以下・35〜55GBの安さ

15GB以下は圧倒的に、35〜55GBを高速のまま使いたい場合も大盛りより安く収まります。

データ繰り越しがある

使い切らなかったデータを翌月に持ち越せます。

通話料が半額でアプリ不要

標準の電話アプリからそのまま半額(11円/30秒)で発信できます。

3つの質問で選ぶ

質問1:月に使うデータ量はだいたい何GBですか?15GB以下ならNURO30GBちょうどならahamo(僅差)。35〜55GBを高速で使うなら再びNURO110GB級ならahamoのみ

質問2:海外旅行や出張の予定がありますか?はいならahamo。NUROモバイルは海外ローミングに対応していません。

質問3:平日昼の通信速度を最優先しますか?はいならahamo(約70Mbps)。多少の速度低下を許容できるならNUROモバイルでも問題ありません。

それでも迷う場合は、まず自分の使用量が30GB前後に集中しているか、それ以外かで判断してください。ちょうど30GBならahamo、それ以外(少量または35〜55GB)ならNURO、この軸が一番確実です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 「30GB超はahamo一択」という説明をよく見ますが本当ですか? 正確ではありません(通常時)。35〜55GBを高速のまま使いたい場合、通常のahamoは大盛り(110GB・4,950円)しか選択肢がありませんが、NUROモバイルはNEOプラン(35GB・2,699円)やNEOプランW(55GB・3,980円)で刻みが細かく安く収まります。ただし2026年8月からの増量キャンペーン中はahamoが40GBまで使えるため、35〜40GB帯に限りahamoが有利になります。

Q2. 結局どっちが安いですか? 容量帯によります。15GB以下はNUROモバイルが圧倒的に安く、30GBちょうどはahamoが219円僅差で有利です。35〜55GBは通常時ならNUROが有利ですが、2026年8月からの増量キャンペーン中(ahamo一時40GB化)は35〜40GB帯に限りahamoが逆転します。45〜55GB帯は増量中でもNUROが有利です。

Q3. 海外で使うならどちらがいいですか? ahamoです。91の国と地域で月30GBまで追加料金なしで使えます。NUROモバイルは海外ローミングに対応していません。

Q4. データを使い切ったらどうなりますか? ahamoは30GB超過後も最大1Mbpsで無料のまま使い続けられます(大盛りに切り替えれば110GBまで高速)。NUROモバイルは固定容量制で、余ったデータは翌月に繰り越せます。

Q5. 速度が速いのはどちらですか? 平日昼の実測値ではahamo(約70.0Mbps)がNUROモバイル(約11.49Mbps)を大きく上回ります。ただしNUROのNEOプランは専用帯域を確保しており、通常プランより安定した通信が期待できます。

Q6. 通話が多いのですが、どちらが安くなりますか? ahamoは5分以内の通話がプランに標準で含まれます。NUROモバイルは標準の電話アプリからそのまま半額(11円/30秒)で発信でき、5分以上の通話が多い場合はかけ放題(490円)を追加する必要があります。

まとめ

ahamoとNUROモバイルは、「30GB以下はNURO、以上はahamo」という単純な二分法では正確に説明できない、3段階の料金構造を持つ2社です。

  • NUROモバイルがおすすめ:15GB以下の小〜中容量/35〜55GBを高速のまま使いたい/データ繰り越しを使いたい/通話をそこそこする
  • ahamoがおすすめ:月30GBちょうどを使う/海外旅行や出張が多い/平日昼の速度を最優先したい/110GB級の超大容量が必要
  • 迷うなら:使用量が30GB前後に集中しているかどうかで判断する。ちょうど30GBならahamo、それ以外ならNURO

料金・速度・キャンペーンは変動するため、最終確認はahamo公式サイトNUROモバイル公式サイトで行ってください。

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