「光回線、毎月払っているけど本当に必要だろうか」——スマホの通信が高速化した今、光回線を解約してスマホのテザリングだけで生活する人が増えています。
先に結論をお伝えすると、一人暮らしで動画視聴が中心なら、光回線をやめてスマホ回線に一本化しても問題ないケースが多いです。工事不要ですぐに始められ、光回線とルーターの費用がまるごと不要になります。
ただし、誰にでもおすすめできるわけではありません。 家族の人数や普段の使い方によっては、かえって不便になったり、料金が高くなったりする場合があります。
本記事では、自分が乗り換えられるかどうかの判断基準と、実際の費用差を整理します。
本記事は公式発表の料金と個人の体験談を参考にした解説です。料金・エリア・通信品質は変動するため、最終判断の前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
【2026年8月更新】光回線側も値上げが相次いでいる
「光回線をやめるかどうか」を考えるタイミングとして、2026年は決して悪くありません。主要な光回線で値上げが相次いで発表されているためです。
| サービス | 値上げ内容 | 適用時期 |
|---|---|---|
| NURO光 | 戸建て+220〜550円、マンション+385〜440円 | 2026年9月1日〜 |
| ソフトバンク光 | 1ギガプランで+330円(契約更新月から順次) | 2026年12月〜 |
| フレッツ光 | 月額料金・基本工事費・解約時の撤去工事費の3つが値上げ | 2026年4月・7月〜順次 |
さらに2026年からは、光回線を含む固定・携帯回線の利用者に**「ユニバーサルサービス料」**が課される制度も始まっています(1回線あたり月数円〜十数円程度と少額ですが、光回線側のコストが増える方向にあることは変わりません)。
光回線の月額はこれから下がる要素より上がる要素のほうが多い、というのが2026年時点の実情です。今まさに光回線を契約中で「本当に必要か」を見直すなら、値上げの通知が届いたタイミングは良い機会になります。
まず結論:光回線をやめられるか3つのチェック
チェック①:自宅で楽天モバイルの電波は問題なく入るか
まず大前提として、自宅で使う予定の回線の電波状況を確認してください。 楽天モバイルは自社回線を持つため、エリア内であれば安定していますが、建物内や地下、地方の一部では弱くなることがあります。
チェック②:月に使うデータ量はどのくらいか
参考までに、主な用途のデータ消費量の目安です。
| 用途 | 1時間あたりの目安 |
|---|---|
| 動画視聴(標準画質) | 約1GB |
| 動画視聴(高画質・4K) | 約3〜7GB |
| ビデオ通話・オンライン会議 | 約0.5〜1.5GB |
| Web閲覧・SNS | 数百MB程度 |
一人暮らしで1日2〜3時間の動画視聴+通常の使用なら、月100〜150GB程度に収まることが多く、無制限プランの範囲内で十分まかなえます。
チェック③:同時に接続する人数・台数はどのくらいか
家族で複数人が同時に高画質動画を見る、オンラインゲームをする、といった使い方には注意が必要です。 「無制限」といっても、混雑時間帯には速度が落ちる場合があり、同時接続が多いほど一人あたりの体感速度は下がります。一人暮らしなら問題になりにくい一方、家族4人以上での同時利用は、無制限プランでも厳しくなる場面があります。
実額比較:光回線とスマホ一本化でいくら変わるか
| 項目 | 光回線(一般的な戸建てタイプ) | 楽天モバイル(無制限) |
|---|---|---|
| 月額の目安 | 約5,000〜7,000円 | 3,278円 |
| 初期工事費 | 実質無料キャンペーンが多いが条件あり | 不要 |
| 契約期間・違約金 | プランによってはあり | なし |
| 開通までの期間 | 数週間〜1か月程度かかることも | 契約後すぐに利用開始 |
光回線を解約して楽天モバイルの無制限プランに一本化すると、月2,000〜4,000円ほど、年間にして2万円台後半〜3万円台の節約になる可能性があります。 光回線の解約時に発生する撤去工事費や違約金がある場合は、その分を差し引いて検討してください。
楽天モバイルのエリアが弱い場合の代替案
自宅で楽天モバイルの電波が弱い場合、無理に乗り換える必要はありません。次の選択肢も検討できます。
ahamoの大盛りオプション(110GB・4,950円)
ahamoはドコモの回線を使うため、エリアの広さでは楽天モバイルより安定しています。 通常は30GB(※2026年8月〜期間限定で40GBに増量中、終了時期未定)ですが、大盛りオプション(+1,980円)を付ければ110GB(同120GBに増量中)まで使えます。無制限ではありませんが、動画中心の一人暮らしなら十分な容量です。
家族の場合は複数回線で分散する選択肢も
家族4人以上で同時利用が多い場合、1回線に無制限で一本化するより、用途に応じて複数の格安SIMに分散したほうが、結果的に安定することがあります。 具体的な組み合わせ方は「家族で格安SIMをバラバラに契約したら年いくら安くなる?」で詳しく解説しています。
テザリングと専用ルーター、どちらがいいか
スマホ回線を自宅のネットとして使う方法は2つあります。
スマホのテザリング機能を使う
追加の契約や機器が不要で、今使っているスマホをそのままルーター代わりにできます。手軽な反面、スマホのバッテリーの消耗が早くなる、外出時に電話を使うとテザリングが切れるといった制約があります。
専用のモバイルルーターを使う
楽天モバイルの「Rakuten WiFi Pocket」のような専用機器を使う方法です。2回線目の契約が必要になりますが、スマホ本体への負担がなく、自宅用として独立して使えます。 常時ネット接続する使い方なら、こちらのほうが安定します。
まずはテザリングで試してみて、不便を感じたら専用ルーターに切り替える、という進め方が現実的です。
実際にやめる前に確認すべきこと
光回線の解約金・撤去工事費
契約期間の途中で解約すると違約金が発生する場合があります。また、戸建てタイプは屋内の配線撤去工事が必要になることがあり、別途費用がかかる場合があります。 事前に契約中の光回線会社に確認してください。
固定電話・IoT機器への影響
光回線とセットで固定電話(光電話)やホームセキュリティ、スマート家電を使っている場合、それらの機器も見直しが必要になります。 影響範囲を洗い出してから解約手続きを進めてください。
まずは試してから解約する
いきなり光回線を解約するのではなく、格安SIMで1回線を用意し、実際に自宅で使ってみてから最終判断することをおすすめします。 電波状況や体感速度は環境によって差があるため、事前の実測が確実です。
よくある質問(FAQ)
Q1. 光回線をやめてスマホだけにすると、本当に安くなりますか? 多くの場合、安くなります。光回線(月5,000〜7,000円程度)を楽天モバイルの無制限プラン(3,278円)に置き換えると、年間で2万円台後半〜3万円台の節約になる可能性があります。ただし光回線の解約金や撤去工事費がかかる場合は、その分を差し引いて検討してください。
Q2. 家族でも光回線なしでやっていけますか? 一人暮らしなら問題になりにくいですが、家族4人以上で同時に高画質動画を見る、オンラインゲームをするといった使い方には注意が必要です。無制限プランでも、同時接続が多いと一人あたりの体感速度が下がる場合があります。
Q3. どのくらいのデータ量を使えば足りますか? 標準画質の動画視聴なら1時間あたり約1GB、高画質・4Kなら約3〜7GBが目安です。一人暮らしで1日2〜3時間程度の動画視聴なら、月100〜150GB程度に収まることが多く、無制限プランで十分まかなえます。
Q4. 楽天モバイルのエリアが心配です。代替はありますか? ahamoの大盛りオプション(110GB・4,950円)が候補になります。ドコモ回線のためエリアの広さでは楽天モバイルより安定しており、無制限ではありませんが動画中心の一人暮らしには十分な容量です。
Q5. テザリングと専用ルーター、どちらがいいですか? まずはスマホのテザリングで試してみて、バッテリー消耗や外出時の切断が気になるようなら、楽天モバイルの「Rakuten WiFi Pocket」のような専用ルーターに切り替える進め方が現実的です。
Q6. いきなり光回線を解約しても大丈夫ですか? おすすめしません。まず格安SIMで1回線を用意し、実際に自宅で使ってみてから最終判断するほうが安全です。電波状況や体感速度は環境によって差があります。
Q7. 2026年に光回線は値上げしていますか? はい。NURO光(2026年9月〜、戸建て+220〜550円)、ソフトバンク光(2026年12月〜、+330円)、フレッツ光(月額・工事費・撤去費が順次値上げ)など、主要な光回線で値上げが相次いでいます。さらに固定・携帯回線利用者向けの「ユニバーサルサービス料」も導入され、光回線側の固定費は上がる方向にあります。
まとめ
光回線をやめてスマホだけにする選択は、一人暮らしで動画視聴が中心なら十分現実的です。
- 乗り換えを検討していい人:一人暮らし/自宅で楽天モバイルの電波が安定している/月100〜150GB程度に収まる使い方
- 慎重に検討すべき人:家族4人以上で同時利用が多い/楽天モバイルのエリアが弱い(ahamoの大盛り等を検討)
- 進め方:いきなり解約せず、まず格安SIMで実際に自宅で使ってみてから判断する
2026年はNURO光・ソフトバンク光・フレッツ光と主要な光回線で値上げが相次いでおり、光回線の固定費は今後も上がる方向にあります。値上げの通知が届いたタイミングは、見直しを検討する良い機会です。
料金・エリア・キャンペーンは変動するため、最終確認は楽天モバイル公式サイト・ahamo公式サイトで行ってください。
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