楽天モバイルが自社エリア外を補うために借りている「auローミング」が、2026年9月30日に終了する予定です。「自分は影響を受けるのか」「今から何をすべきか」を、公式情報に基づいて整理します。

先に結論をお伝えすると、東京23区・名古屋市・大阪市の大部分など主要都市の中心部はもともとローミング対象外なので、そこで使っている人への影響は限定的です。一方、地方・山間部・建物内や地下を中心に使う人、Band 3非対応の端末(海外版や古いAndroidなど)を使っている人は、終了後につながりにくくなる可能性があります

対策は大きく2つです。副回線を安く足しておくか、エリアを確認した上で乗り換えを検討するか。本記事では、この判断材料を整理します。

本記事は公式発表の情報に基づく解説です。エリアの状況や提供期間は変動するため、最終判断の前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

まず結論:何が起きるのか

いつ終了するのか

KDDIから楽天モバイルへのローミング提供期間は、2019年10月1日から2026年9月30日までとされています。KDDI公式サイトには「提供期間のさらなる延長については両社協議の上決定」と明記されており、延長される可能性はゼロではありませんが、現時点で確定している期限は2026年9月30日です。

なぜ終了するのか

楽天モバイルは自社回線の整備を進めており、KDDI側も2026年6月の決算説明会で、ローミング提供について今後終了していく方向性を示す発言をしています。もともとローミングは楽天の自社エリアが薄かった開業初期を補うための暫定的な措置で、楽天の自社回線(プラチナバンド700MHz帯の整備を含む)が広がるにつれて、役割を終える流れにあります。

自分は影響を受ける?3つのチェック

チェック①:もともとローミング対象外のエリアではないか

東京23区、名古屋市、大阪市の大部分は、もともとauローミングの対象エリアではありません。 これらのエリアは楽天の自社回線が最初から整備されているためです。主要都市の中心部で使っている人は、そもそも今回の終了による直接的な影響を受けません。

チェック②:山間部・郊外・建物内や地下を中心に使っていないか

ローミングが効いているのは主に「楽天の自社回線が薄い地域」です。地方の郊外や山間部、繁華街から離れたエリア、建物内・地下・トンネルなどは影響を受けやすくなります。今のスマホで「パートナー回線(au)」の表示が頻繁に出ているなら、要注意です。

チェック③:端末がBand 3に対応しているか

楽天モバイルの自社回線は主に「Band 3」という周波数帯を使います。Band 3に対応していない端末(海外版スマートフォンや、対応バンドが限定的な古いAndroid端末など)は、ローミングに頼っていた分だけ、終了後にエリアが狭く感じられる可能性があります。

対策①:副回線を安く足しておく

最も手軽な備えは、系統の違う回線をもう1つ持っておくことです。 楽天モバイルは自社回線+(終了予定の)auローミングという構成のため、ドコモ・ソフトバンク・au系の格安SIMを副回線にしておけば、系統が分散でき保険になります。

費用はほとんどかかりません

たとえばpovo(au回線)なら、180日ルールの最新の最安ルートで年間わずか500円で維持できます。日本通信SIM(ドコモ回線)なら月290円からです。保険としてのコストは非常に低く抑えられます。

具体的な設定方法や役割分担は、以下の記事で詳しく解説しています。

対策②:エリアを確認した上で乗り換えを検討する

チェック①〜③に複数該当し、副回線ではなく乗り換えを検討したい場合は、まず楽天モバイル公式のエリアマップで自宅・職場・普段の生活圏を確認してください。

その上で、他社と比較したい場合は以下が参考になります。

それでも「様子見」でいい人

主要都市の中心部が生活圏で、Band 3対応の端末を使っている人は、現時点で慌てて何かする必要はありません。 楽天モバイル自身もプラチナバンドの整備や、山間部・郊外向けの衛星通信サービスの準備を進めています。今後のエリア拡大の状況を見ながら判断しても遅くはありません。

よくある質問(FAQ)

Q1. auローミングはいつ終了しますか? 2026年9月30日が現行の提供期限です。ただし延長については両社協議の上で決定するとKDDI公式が明記しており、確定ではありません。

Q2. 終了したら楽天モバイルは使えなくなりますか? 使えなくなるわけではありません。楽天の自社回線が届いているエリアでは、これまでどおり利用できます。影響が出るのは、自社回線が薄くローミングに頼っていたエリアだけです。

Q3. 東京23区に住んでいますが影響はありますか? 東京23区・名古屋市・大阪市の大部分はもともとauローミングの対象エリアではないため、直接的な影響は限定的です。ただし地下や建物内など、エリア内でも電波が弱い場所は個別に確認してください。

Q4. 自分の端末がBand 3に対応しているか、どう確認すればいいですか? 端末の仕様ページやメーカーの公式サイトで対応周波数帯を確認できます。国内正規版の端末であれば基本的に対応していますが、海外版や並行輸入品は対応していない場合があるため注意してください。

Q5. 副回線を持つなら何がおすすめですか? 系統を分散させる観点では、楽天モバイル(自社回線+auローミング)とは違う系統のドコモ回線(日本通信SIMなど)や、au回線のpovoが候補になります。詳しくは楽天モバイルとpovoの併用ガイドで解説しています。

Q6. 乗り換えるべきか、副回線を足すべきか、どう判断すればいいですか? 楽天モバイルのエリアに大きな不満がなく保険として備えたいだけなら副回線がおすすめです。生活圏の多くで既に不安定さを感じているなら、乗り換えを検討したほうが根本的な解決になります。

まとめ

楽天モバイルのauローミングは、2026年9月30日に終了する予定です。

  • 影響が限定的な人:東京23区・名古屋市・大阪市の中心部が生活圏/Band 3対応端末を使っている
  • 影響を受けやすい人:地方・山間部・建物内や地下が生活圏/Band 3非対応の端末を使っている
  • 対策:副回線を安く足す(年500円〜)か、エリアを確認した上で乗り換えを検討する

まずは自分の生活圏がどちらに当てはまるかを確認し、必要に応じて上記の対策記事も参考にしてください。

料金・エリア・提供期間は変動するため、最終確認は楽天モバイル公式サイトKDDI公式のローミング提供エリアページで行ってください。

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