「日本通信SIMと楽天モバイル、結局どっちが得なの?」——月290円から使える日本通信SIMと、無制限で使える楽天モバイル。方向性がまったく違う2社なので、単純な比較では決められません。
先に結論をお伝えすると、毎月のデータが少〜中容量で維持費を抑えたいなら日本通信SIM、無制限や無料通話を使いたいなら楽天モバイルが有力です。そして実は、この2社は「併用(デュアルSIM)」すると弱点を補い合えるため、両方を組み合わせる使い方も人気です。
本記事では、両社の公式料金と「みんなのネット回線速度」の実測データ(いずれも2026年7月時点)をもとに客観的に比較し、最後に人気の併用方法まで解説します。
本記事は公式発表の料金と第三者の速度測定データに基づく比較です。料金・速度・キャンペーンは変動するため、最終判断の前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
まず結論:日本通信SIMと楽天モバイルはこう選ぶ
楽天モバイルが向いている人
- データを無制限で使いたい
- 通話が多く、Rakuten Linkの無料通話を活かしたい
- SIM1枚で完結させたい
- 平日の昼も速度を保ちたい
日本通信SIMが向いている人
- 毎月のデータが少〜中容量(維持費を最優先したい)
- とにかく月額を抑えたい(月290円〜)
- かけ放題込みの中容量プランが欲しい
迷うなら「併用」も有力
「安さも、無制限も、無料通話も全部ほしい」という場合は、**2社を併用(デュアルSIM)**することで両取りできます。この方法は本記事の後半で詳しく解説します。まずは項目ごとの比較から見ていきましょう。
一目でわかる比較表【2026年7月時点】
| 項目 | 楽天モバイル | 日本通信SIM |
|---|---|---|
| 料金体系 | 使った分だけの段階制 | 容量を選ぶ3プラン |
| 最安月額 | 1,078円(〜3GB) | 290円(1GB) |
| データ容量 | 無制限 | 1GB/20GB/50GB |
| 通信回線 | 自社回線+auローミング | ドコモ回線(MVNO) |
| 昼の実測速度 | 約59.34Mbps | 約18.68Mbps |
| 通話 | Rakuten Linkで国内通話無料 | 11円/30秒(かけ放題込みプランあり) |
| 初期費用 | 0円 | スターターパックで節約可 |
| こんな人向け | 無制限・無料通話・1枚完結 | 少〜中容量・維持費重視 |
ポイントは3つです。①少量・維持費は日本通信SIMが圧倒的に安い ②昼の速度と無制限は楽天モバイル ③だからこそ“併用”という選択肢が生きる。次章から詳しく見ていきます。
料金で比較
日本通信SIM:容量を選ぶ3プラン
日本通信SIMは、使う量に合わせて3つのプランから選びます。いずれもドコモ回線を使う格安SIM(MVNO)です。
| プラン | データ容量 | 月額(税込) | 通話 |
|---|---|---|---|
| 合理的シンプル290 | 1GB | 290円 | 11円/30秒 |
| 合理的みんなのプラン | 20GB | 1,390円 | 5分かけ放題 or 月70分無料通話込み |
| 合理的50GBプラン | 50GB | 2,178円 | 5分かけ放題 or 月70分無料通話込み |
「合理的シンプル290」は1GB超過後も1GBあたり220円で最大100GBまで追加でき、完全かけ放題は+1,600円で付けられます。特に月290円という維持費の安さは、サブ回線としても人気の理由です。
楽天モバイル:使った分だけの段階制
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、月のデータ使用量に応じて料金が自動で決まる段階制です。
| データ使用量 | 月額料金(税込) |
|---|---|
| 〜3GB | 1,078円 |
| 3〜20GB | 2,178円 |
| 20GB〜無制限 | 3,278円 |
使わない月は安く、使い込んだ月でも上限3,278円で無制限、という分かりやすさが魅力です(最強家族プラン適用で3,168円)。
データ量別の損益(早見)
同じくらいのデータ量で比べると、安い側は次のように変わります。
| 使い方 | 楽天モバイル | 日本通信SIM | 安いのは |
|---|---|---|---|
| ほぼ待受(〜1GB) | 1,078円 | 290円 | 日本通信SIM |
| 中容量(20GB・通話込み) | 2,178円 | 1,390円 | 日本通信SIM |
| 大容量〜無制限 | 3,278円 | 不可(上限50GB) | 楽天モバイル |
つまり、少量〜中容量は日本通信SIMが安く、完全無制限は楽天モバイル一択。この「得意分野の違い」が、後述する併用の発想につながります。
通信速度で比較
料金と並んで重要なのが実際の速度です。「みんなのネット回線速度」の楽天モバイル・日本通信SIMの時間帯別・平均ダウンロード速度(直近3ヶ月/2026年7月時点)を引用します。
| 時間帯 | 楽天モバイル | 日本通信SIM |
|---|---|---|
| 朝 | 109.52Mbps | 186.88Mbps |
| 昼 | 59.34Mbps | 18.68Mbps |
| 夕方 | 72.2Mbps | 33.92Mbps |
| 夜 | 85.35Mbps | 63.54Mbps |
| 深夜 | 158.49Mbps | 168.05Mbps |
楽天モバイル:自社回線で終日安定
楽天モバイルは自社回線を持つため、混雑しやすい平日の昼でも約59Mbpsを維持しています。プラチナバンド(700MHz帯)の展開も進み、屋内や地下の弱点も改善傾向にあります。
日本通信SIM:平日の昼に大きく低下
日本通信SIMは朝や深夜は160Mbps超と非常に速い一方、利用者が集中する平日12時台は約18.68Mbpsまで落ちます。これはドコモ回線を借りて運用するMVNO共通の弱点です。昼にWi-Fi環境にいる人ならほぼ問題ありませんが、「昼休みに動画をたっぷり見たい」人は注意が必要です。
通話で比較
- 楽天モバイル:専用アプリ「Rakuten Link」を使えば国内通話が無料。通話が多い人には大きなメリットです(アプリ非使用時は22円/30秒)。
- 日本通信SIM:通話料は11円/30秒(大手の半額)。「合理的みんなのプラン」「合理的50GBプラン」には5分かけ放題または月70分無料通話が最初から含まれ、完全かけ放題は+1,600円で追加できます。
通話が多いなら無料の楽天モバイル、中容量+そこそこの通話なら日本通信のかけ放題込みプランが選択肢になります。
初期費用・キャンペーンで比較
初期費用とキャンペーンも判断材料です(2026年7月時点)。
- 楽天モバイル:契約事務手数料が0円。ポイント還元系のキャンペーンも随時開催されています。
- 日本通信SIM:契約時に事務手数料がかかりますが、Amazonで販売されている「スターターパック(型番:NT-ST2-P)」経由で申し込むと、初期費用を抑えられます。
キャンペーンは内容・期間が頻繁に変わるため、申し込み前に必ず楽天モバイル公式サイト・日本通信SIM公式サイトで最新の条件を確認してください。
結論:実は「併用(デュアルSIM)」が最強な理由
ここまで比較してきましたが、「日本通信SIMと楽天モバイルで検索する人」に本当におすすめしたいのは、どちらか1つに絞るのではなく、2社を併用(デュアルSIM)する方法です。
理由はシンプルで、両者の得意分野が正反対だからです。
- 楽天モバイル:データ無制限+Rakuten Linkの無料通話
- 日本通信SIM:月290円という格安の維持費で、サブ回線として保持できる
この2つを1台のスマホに入れておけば、「無制限データ」「無料通話」「圏外時のドコモ回線バックアップ」をすべて確保できます。
人気の併用パターン
パターン1:楽天メイン+日本通信を予備回線に 通話もデータも楽天モバイル(無制限+無料通話)を主役にし、日本通信SIMは「合理的シンプル290」(月290円)を予備として保持。楽天が圏外・不安定な場所ではドコモ回線の日本通信に切り替える、という使い方です。維持費をほぼ増やさずに安心を買えます。
パターン2:データは日本通信+通話は楽天Link データ通信は中容量で安い日本通信(例:みんなのプラン20GB=1,390円)でまかない、通話はRakuten Linkの無料通話を使う、という組み合わせ。通話料をゼロにしつつ、データ料金を抑えられます。
併用に必要なもの
- デュアルSIM対応端末(物理SIM+eSIM、または物理SIM×2に対応した機種)
- 対応バンドの確認(使う回線の周波数に端末が対応しているか)
- 楽天・日本通信のどちらをeSIM/物理SIMにするかを決める
最近のiPhoneや多くのAndroidはデュアルSIMに対応しているため、手持ちの端末でそのまま始められるケースが多いです。
併用の注意点・デメリット
いいことづくめに見える併用ですが、注意点もあります。
- デュアルSIM非対応の端末では併用できない(古い機種は要確認)
- 対応バンドの確認が必須(特にAndroidは周波数対応をチェック)
- 日本通信は平日昼が低速(データ用に使う場合は昼の使い方に注意)
- 初期設定の手間(2回線分の設定・回線切替の操作を覚える必要がある)
併用が向かない人
- スマホの設定が苦手で、SIM1枚でシンプルに使いたい人
- デュアルSIM非対応の端末を使っていて、買い替える予定がない人
こうした人は、無理に併用せず、前述の「向いている人」を参考にどちらか1社を選ぶのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 結局どっちがおすすめ? 無制限・無料通話重視なら楽天モバイル、少〜中容量で維持費重視なら日本通信SIMです。両方の良さを活かしたいなら併用が有力です。
Q2. 料金が安いのはどっち? 少量なら日本通信SIM(1GB=290円)が圧倒的に安く、20GBでも日本通信(1,390円)が楽天(2,178円)より安いです。完全無制限は楽天モバイルのみです。
Q3. 昼の速度が速いのはどっち? 平日の昼は楽天モバイル(約59Mbps)が日本通信SIM(約19Mbps)より明確に速いです。日本通信は朝・夜は非常に速い一方、昼だけ落ち込みます。
Q4. iPhoneでも併用できる? 近年のiPhoneはデュアルSIM(物理SIM+eSIM)に対応しているため、多くの機種で併用できます。お使いの機種の対応状況を確認してください。
Q5. 日本通信SIMの申し込みはどうすればお得? Amazonで販売されている「スターターパック(NT-ST2-P)」を利用すると、初期費用を抑えて申し込めます。
まとめ
日本通信SIMと楽天モバイルは、得意分野が正反対のサービスです。
- 楽天モバイルがおすすめ:無制限で使いたい/通話が多い/1枚で完結したい/昼も速度重視
- 日本通信SIMがおすすめ:少〜中容量で足りる/維持費を最優先したい/かけ放題込みの中容量が欲しい
- 迷うなら併用:楽天の無制限+無料通話に、日本通信290円の予備回線を足して弱点を補う
料金・速度・キャンペーンは変動するため、最終確認は楽天モバイル公式サイト・日本通信SIM公式サイトで行ってください。あなたの使い方に合った選び方を見つけましょう。
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