ワイモバイルの料金プラン「シンプル3」が、2026年6月2日から値上げされました。「特別割引があるから既存ユーザーは影響ない」という説明も見かけますが、実際に計算すると、割引を差し引いても値上げになっています

先に結論をお伝えすると、Sプランは実質693円、M・Lプランは実質143円の値上げです。しかもこの「特別割引」は2026年12月31日までの時限措置で、2027年1月以降は既存ユーザーもフルの値上げ額が適用される見込みです。

本記事では、この実質値上げ額を正確に計算したうえで、容量別の乗り換え先候補まで整理します。

本記事は公式発表の料金に基づく解説です。料金・割引条件は変動するため、最終判断の前に公式サイトで最新情報をご確認ください。

まず結論:何がいくら値上がりしたのか

基本料金の変更(2026年6月2日〜)

プラン シンプル2(旧) シンプル3(新) 基本料金の差
S 2,365円(4GB) 3,278円(5GB +913円
M 4,015円(30GB) 4,378円(30GB) +363円
L 5,115円(35GB+10分かけ放題) 5,478円(35GB+10分かけ放題) +363円

Sプランはデータ容量が4GB→5GBに増量されていますが、それを差し引いても913円という大幅な値上げです。M・Lプランは容量据え置きのまま363円の値上げになります。

「特別割引」があっても実質値上げになる理由

特別割引の中身

2026年6月1日までにシンプル3を契約していたユーザーには、**2026年12月31日まで、自動的に月額220円が割引される「シンプル3特別割引」**が適用されます。「既存ユーザーは値上げの影響を受けない」という説明は、この割引を指していると思われます。

しかし割引額(220円)より値上げ額のほうが大きい

プラン 基本料金の値上げ額 特別割引 実質の値上げ額
S 913円 −220円 実質+693円
M 363円 −220円 実質+143円
L 363円 −220円 実質+143円

特別割引は220円しかないため、値上げ額(363円〜913円)を相殺しきれません。 「割引があるから大丈夫」という認識は正確ではなく、特別割引が適用されている期間中でも、実質的な値上げになっています。

2027年1月以降はさらに値上げ額が拡大する見込み

この特別割引は2026年12月31日までの時限措置です。 2027年1月以降は割引がなくなり、既存ユーザーも基本料金の値上げ額(S:913円、M・L:363円)をそのまま負担することになると見込まれます。今は“経過措置”の期間であり、本当の値上げはこれから本格化するという認識を持っておく必要があります。

割引をフル活用した場合の実額

ワイモバイルには複数の割引があり、フル活用すれば大きく下げられます。

割引 割引額 条件
おうち割光セット(A) −1,650円 SoftBank光またはSoftBank Air契約が必要
PayPayカードゴールド −770円 対象カードでの支払い
家族割 −1,100円 2回線目以降(1回線目は対象外)

おうち割光セット+PayPayカードゴールドを両方適用した場合の月額です。

プラン 割引後の月額
S 858円
M 1,958円
L 3,058円

ただし、おうち割光セットにはSoftBank光またはSoftBank Airの契約が前提条件として必要です。光回線を別に契約していない人、他社の光回線を使っている人には適用できません。割引を使わない、または一部しか使えない人にとっては、値上げの影響をそのまま受けることになります。

容量別の乗り換え先候補

「特別割引が切れる2027年を前に、他社を検討したい」という場合の候補です。既存の比較記事のデータをもとに、容量帯ごとの有力候補を整理しました。

Sプラン(5GB)相当を探しているなら

**HISモバイル(7GB・990円)**が候補です。ワイモバイルSプラン(割引なし3,278円)と比べて、割引条件を満たさなくても圧倒的に安く、通話料も9円/30秒とアプリ不要で安めです。

Mプラン(30GB)相当を探しているなら

**mineo(30GB・2,178円)**が候補です。データを使い切っても最大3Mbpsで粘れる設計もあり、ワイモバイルMプラン(割引なし4,378円)より大幅に安くなります。

Lプラン(35GB+通話)相当を探しているなら

**IIJmio(35GB・2,400円)**が候補です。通話をかけ放題にしても、ワイモバイルLプラン(割引なし5,478円)より抑えられるケースが多くなります。

よくある質問(FAQ)

Q1. ワイモバイルのシンプル3は結局いくら値上がりしましたか? 基本料金はSプランが913円、M・Lプランが363円値上がりしました。既存ユーザーには2026年12月31日まで220円の特別割引が適用されますが、それを差し引いてもSプランは実質693円、M・Lプランは実質143円の値上げになっています。

Q2. 「既存ユーザーは値上げの影響を受けない」というのは本当ですか? 正確ではありません。特別割引(220円)は値上げ額(363円〜913円)を相殺しきれておらず、割引適用中でも実質的な値上げになっています。

Q3. 2027年以降はどうなりますか? 特別割引は2026年12月31日までの時限措置のため、2027年1月以降は既存ユーザーもフルの値上げ額(S:913円、M・L:363円)を負担することになると見込まれます。

Q4. 割引を使えば値上げを回避できますか? おうち割光セット(SoftBank光/Air契約が必要)とPayPayカードゴールドを両方使えば、大幅に下げられます(例:Sプラン858円)。ただし光回線の契約が前提条件のため、誰でも使えるわけではありません。

Q5. Sプランのデータ容量が増えたのに、なぜ改悪と言われるのですか? 4GBから5GBへの増量(+1GB)に対し、値上げ額が913円と大きいためです。1GBあたりの価値として見ると、大幅な値上げになっています。

Q6. 乗り換えるならどのタイミングがいいですか? 特別割引が切れる2027年1月を前に、今のうちに比較検討しておくのがおすすめです。契約状況によっては、乗り換え時に別途手数料がかかる場合があるため、事前に確認してください。

まとめ

ワイモバイルの「シンプル3」は、特別割引を考慮しても実質値上げという結果になりました。

  • 実質値上げ額:Sプラン693円、M・Lプラン143円
  • 2027年1月以降:特別割引が終了し、値上げ額がフルで適用される見込み
  • 割引をフル活用できるなら:おうち割光セット+PayPayカードゴールドで大幅に下げられる(ただしSoftBank光/Airの契約が前提)
  • 乗り換えを検討するなら:S帯はHISモバイル、M帯はmineo、L帯はIIJmioが候補

料金・割引条件は変動するため、最終確認はHISモバイル公式サイトmineo公式サイトIIJmio公式サイトで行ってください。

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